OpenOffice.orgの新しいグラフ機能
OpenOffice.orgの表計算ソフト「Calc」の最大の弱点は、グラフ機能だということは誰もが認めるところでしょう。Excelのグラフ機能と比べると、あまりに貧弱です。表面的にグラフの種類などを比べればそれほどの違いは現れないのですが、実際に同じようなグラフを作成しようと思うと、Calcの機能不足の壁に阻まれてしまいます
OpenOffice.orgでは、次期バージョンでグラフ機能の強化を計画しています。前回のメジャーバージョンアップでは、グラフ機能はまったく手つかずでしたから、期待が高まります。そこで、2007年2月21日付のDevelperSnapshot(ooo_chart2_milestone11_windows)を試してみました。
これが、「グラフの挿入」ボタンをクリックした様子です。
この試作版では、ボタンをクリックすると、即座にグラフが描画され、同時にウイザードが起動します。
ウイザードの開始と同時にグラフ作成がおこなわれるのには、理由があります。実は、リアルタイムプレビューになっています。グラフウイザードの中でグラフの種類などを選択すると、ワークシート上に作成されているグラフに、その場で反映していきます。実際のグラフを使って、どのような結果となるかを見ることができるわけです。この処理はExcel2007の「リアルタイムプレビュー」を思わせるものがあります(注)
注:厳密に言うと、Excel2007のリアルタイムプレビューは、マウスのポイント(マウスカーソルを上に合わせるだけ)で実データが変化します。Calcの試作版では、実際にクリックしたときにプレビューが表示されるという違いがあります。また、Excel2007では、グラフの種類の変更にはリアルタイムプレビューは使えません(フォントの設定やテーブルデザインの設定のときに使えます)。
現行バージョンでは、別区分のグラフの種類として扱っている3Dグラフですが、試作版ではグラフの種類を選ぶと「2D」「3D」のオプションボタンが表示されるようになっています。3Dは、シンプル(Excel2003互換)とリアリスティック(Calcの現バージョン互換)の2種類が用意されています。
ウイザードの流れは、非常に分かりやすくなっています。現行バージョンの第1画面は、第2画面に移動し、Excelのグラフ機能と近い構成になりました。左側には画面のステップが表示されるようになっています。
現行バージョンのグラフ機能が使いにくい原因のひとつに、「ウイザードの中で系列の詳細を設定することができない」ということがあります。試作版では、ウイザードの第3画面で設定できるようになっています。(この画面は、Excel2003のグラフウイザードの第2画面の「系列」タブに相当します。)
ウイザードの最終画面は、タイトル、軸タイトル、凡例の設定です。サブタイトルが設定できるようになっている点を除けば、現行バージョンと変わっていません。
以上、ウイザードの流れをみてきましたが、最大のポイントは、「即座にグラフが作成され、そのグラフでプレビューしながらグラフが作成できる」ということです。したがって、「ウイザードが終了すれば、希望どおりのグラフが作成されている」ということになります。
また、ウイザード完了後に、あとからデータ範囲を変更する機能が使いやすくなっているということを付け加えておきましょう。現在は、グラフの編集状態では「データ範囲を変更」機能を選択できず、いったんグラフ編集モードを抜けて、オブジェクトとしてグラフを選択し直す必要があります。この操作は非常に分かりにくく、Calcのグラフ機能全体の印象を悪くしています。根源的な部分の改善で、新バージョンに期待がもてます。
なお、残念なのは、グラフの種類が増えていないことです。組み合わせグラフも「縦棒と折れ線」のみで、大きく変化していないようです。
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OOo2.2 の情報を探してたどり着きました。
ところで、ここの
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ですが、Livedoor Reader にも対応していただけると幸いです。
コメント by ライオン — 2007/4/12 木曜日 @ 20:30:59