一太郎はなぜWordに負けたのか (最終回)
この記事は、2004年6月に発行された『パソコン温故知新〜インターネット前夜編』という書籍に「一太郎の蹉跌」という題で掲載したものです。編集会社のご厚意により、ほぼそのまま(タイトルを変更しましたが)ここに再掲載します。
以下は、「その3」の「Windows95への対応」の続きです。
「その1」〜「その3」はこちらをご覧ください。
→ http://office-watching.com/blog/2007-10-15/35/
→ http://office-watching.com/blog/2007-10-17/36/
→ http://office-watching.com/blog/2007-10-18/37/
● 最悪だった?「一太郎7」
このときジャストシステムは、Windows95にもっと真剣に対応すべきだった。いたずらにWordをはじめとするWindowsワープロとの機能競争に明け暮れるのではなく、日本人のための日本語ワープロをもういちど見直すべきであった。すでに、一太郎の負けは見えていたのだから、できる範囲でもっと素早く対応すべきだった。このときなら、すこし退いて、ATOKを中心に陣容を立て直すことができたはずだ。あの一太郎Ver3の気持ちに戻って、ユーザー重視の一太郎を取り戻すことができただろう。
しかし、一太郎は、拡大路線を捨てなかった。拡大路線を継承したために払った代償はあまりに大きかったのだが、そうさせたのには大きな理由がある。それはジャストシステムの業績が好調だったことだ。
Windowsの普及と共に、マーケットは急拡大していた。一太郎Ver.6.3は、Windowsの標準ワープロとしてソフトランキングのトップを続けていた。とくにプリインストールを含むライセンス販売が好調だった。Ver.6.3は、発売8ヶ月で約134万本を出荷し、96年4月には一太郎シリーズ累計出荷本数500万本を記録する。株式会社ジャストシステムの1996年3月期の決算は、売上高が前年比144%、経常利益が前年比203%となっている。
一太郎7の発売遅れに対して、ジャストシステムも、手をこまねいていたわけではなかった。一太郎7の予告テレビCMを放送し、予約キャンペーンなどを積極的におこなった。その結果、一太郎7の初期出荷数は(無料乗り換えキャンペーン分などを含めて)110万本に達する。この好調な出足を見て、ジャストシステムは、初年度出荷予定の300万本を400万本に上方修正する。
ますますユーザーが見えなくなっていたのだろう。この初期出荷本数は、一太郎7が実力で評価を得て勝ち取った数字ではない。発売が遅れて、その間に蓄積した予約であり、マスコミを使ったキャンペーンの成果だ。ジャストシステムは、そのことに気づいていなかった。
一太郎7はWindows95完全対応したという以外に、「Netscape
Navigator 2.0」を標準添付し、IBM社の「ホームページ・ビルダー」を添付した(初期限定50万本)。JustNetへの入門ビデオもつけた(こちらは限定30万本)。Windows95に対応したということを除けば、完全に主従が逆転した製品だった。
■ グラフ「ジャストシステム 営業規模の推移」
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グラフ
● それ以降も一太郎の路線は変わらなかった
このバージョンで、一太郎は「ランク」と「ビジョン」の2つの機能を削除した。結局ユーザーに受け入れられなかったということだろう。Windows95への対応で手が回らなかったという面もあるのかもしれない。
しかし、それによって一太郎の基本路線が変更されたのではない。こんどはATOK10に、JUST MEDDLERと呼ぶ自動校正機能が加えられ、また、AMETというかな漢字変換と同じ方法でデータベースを検索する機能も搭載された。
JUST MEDDLERは、一太郎本体の持つ校正支援機能「修太」のATOK版である。入力中にATOKが正しい日本語を教えてくれるというわけだ。変換キーを押すと、‘文体が統一されていない’とか、‘ら抜き表現だ’とか、‘助詞が連続している’とか表示されるのだから、たまったものではない 。文章を考えながら入力するひとにとっては、はた迷惑な機能である。
前述のように、一太郎7はマーケティングによって無理やり誕生したベストセラーだった。株式会社ジャストシステムの1997年3月期の売上高は、96年よりも1割ほどアップしていたが、マーケティングコストなどがかさみ、経常利益は707百万円にとどまった。96年3月期の経常利益6,095百万円の、なんと11.6%である。さらに、次の9月時点での中間決算では、売上高も前年比75%に落ち込んでしまう。マーケティングによって無理やり確保した売上の限界であった。そして、ジャストシステムの業績は、その後回復することは無かった。
それ以降、ジャストシステムは、一太郎8、一太郎9と、ほぼ毎年バージョンアップを繰り返している。しかし、いまだに一太郎がこのとき失った地盤は回復できていない。その理由は、ユーザーから離れた機能を追加して、売上を確保するためだけのバージョンアップを繰り返しているからだ。表1に一太郎8以降の追加機能をまとめたので参照してほしい。
● そして「一太郎2004」へ
2003年12月3日、私は新しい一太郎の発表会場にいた。そこには黒いパッケージの一太郎が展示されていた。名前は「一太郎2004」。
一太郎は、このバージョンから、パッケージを変え、命名方法を変えた。
記者席にいた私の胸は高鳴っていた。もしかしたら、新しく生まれ変わった一太郎が提示されるのではないだろうか。あのVer.3の時代にはもどれないが、とぎすまされた機能で、手になじむワープロソフトが手にはいるのではないか。
しかし、残念ながら、その期待は裏切られた。そこに提示されたのは、一太郎Ver.4から連綿と続く、提案型の、機能満載の一太郎だった。
一太郎の今回のテーマは「考えるための道具」だという。画面右側の「ナレッジウインドウ」にはさらに手が加えられ、画面左側には新しく「シンキングバー」とよぶ機能が追加された。ますます本来の文書作成領域は圧迫され、よく探さないと、どこで文書を作成するのか分からないほどだ。
■ 一太郎2004 ■
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《一太郎の最新バージョンのテーマは「考えるための道具」だ。あらたに画面左側に「シンキングバー」を配置し、画面右側は「ナレッジウインドウ」、画面下側には、シートタブがある。「New」タブをクリックすると、このダイアログボックスで「シートの追加」ができる。》
今回の一太郎2004のテーマである「考えるための道具」には、なにが必要なのだろうか。それはナレッジウインドウやシンキングバーでないことは確かだ。入力中にポップアップする推測変換や連想変換は、逆に「考えるための道具」を阻害する機能だ。ジャストシステムは、いつこれに気づくのだろうか……。
ほんとうの「考えるための道具」としての一太郎はもう手に入れることができないのだろうか。いや、まだ可能性はあるだろう。一太郎が、これまでの経緯を捨てて生まれ変わるには、まず着ているものを着替えることが必要だったのかもしれない。赤いパッケージを捨て、名前を改めたのは、きっと大きな決断だったろう。その、もう一歩先に、もういちど「三太郎」に戻って、手になじむワープロソフトを取り戻すチャンスが残されているはずだ。 (了)
表1−−−−−−−−−−−−
■97年2月 一太郎8+ATOK11
ATOKで変換中の固有名詞などの単語にコメントを追加できるようにした。一太郎8「バリューパック」で日記やバラエティ印刷機能を追加した。WWW自動 巡回機能「JustDiver 1.0」やJustNet用文字テロップ表示ソフト「Just InfoRunner」などを搭載した。
■98年9月 一太郎9+ATOK12
JUST MEDDLER2で、慣用句や仮名遣いの誤りもチェックするようになった。確定履歴を表示する「省入力機能」が追加された。「ドキュメントナビ」とよぶ定型文書作成機能が搭載された。
■99年9月 一太郎10+ATOK13
文書をシート形式で管理するための「一太郎ワークシート」機能。文書の見栄えを自動的に変換する「オートスタイル」機能。編集時に必要なコマンドが自動的 にあらわれる「ポップアップコマンド」機能。作成中の文書を別のパソコンにそのまま送信する「書きかけ送受信」機能。JUST MEDDLER3として、同音語選択支援機能を搭載。ユーザーが入力する単語を予想して表示する「推測変換機能」。「AI辞書トレーナー」。
■01年2月 一太郎11+ATOK14
ジャストシステムが提供するサーバーのディスクスペースにアクセスする「インターネットディスク」。Webサイトで辞書を提供するATOK Libraryサービス。インターネット上のスペースにユーザー辞書を保存し、その辞書の更新をするATOK-Syncサービス。日本語で目的のホーム ページにアクセスできる「ATOK Direct」と「ATOK Channel」。
■02年2月 一太郎12+ATOK15
編集画面を区切って情報を表示する「ナレッジウインドウ」。そこにブラウザを表示する「ナレッジブラウザ」。ナレッジブラウザからドラッグ&ドロップで情 報を文書に貼り付けることができる「ネットレポート」機能。一太郎ワークシートを並べて表示できる「マルチワークシートビュー」。「一太郎プロンプト」。 ATOK15の変換モードに「話し言葉関西モード」を追加。
■03年2月 一太郎13+ATOK16
新規文書を元文書と関連づける「参考文書」機能。文書内の商品名・氏名などを抽出する「ビジネス単語一覧」。ユーザーの好みにあわせてカスタマイズする「一太郎メイク」。「ナレッジウィンドウ」に、コピー履歴の表示やブックマーク機能などを追加。
−−−−−−−−−−−−−−−表1ここまで
(付録)年表
| 年表 | |||||
| 1985年 | 昭和60年 | 2月 | jX-WORD太郎 | ||
| 1985年 | 昭和60年 | 8月 | 一太郎 | ||
| 1986年 | 昭和61年 | 5月 | 新一太郎(一太郎Ver.2) | ||
| 1987年 | 昭和62年 | 6月 | 一太郎Ver.3 | ||
| 1988年 | 昭和63年 | 4月 | 14日 | AAC構想発表 | |
| 1989年 | 平成1年 | 4月 | 一太郎Ver.4 | ||
| 1989年 | 平成1年 | 12月 | 一太郎dash | ||
| 1990年 | 平成2年 | 5月 | 米国でWindows3.0発売 | ||
| 1991年 | 平成3年 | 2月 | 日本語版Windows3.0 | ||
| 1991年 | 平成3年 | 11月 | 一太郎シリーズ累計出荷100万本を超える | ||
| 1993年 | 平成5年 | 4月 | 一太郎Ver.5 | ||
| 1993年 | 平成5年 | 5月 | 日本語Windows3.1 | ||
| 1993年 | 平成5年 | 6月 | Microsoft Word5 | ||
| 1993年 | 平成5年 | 12月 | 一太郎Ver.5 for Windows | ||
| 1994年 | 平成6年 | 6月 | 一太郎シリーズ累計出荷200万本を超える | ||
| 1994年 | 平成6年 | 9月 | Microsoft Word6 | ||
| 1995年 | 平成7年 | 1月 | 27日 | 一太郎6 for Windows+ATOK9 | |
| 1995年 | 平成7年 | 6月 | 23日 | JW2対応「一太郎Ver. 5 with ATOK9」 | |
| 1995年 | 平成7年 | 7月 | 一太郎 Ver.5 for Macintosh | ||
| 1995年 | 平成7年 | 8月 | 25日 | 一太郎Ver.6.3 for Windows | |
| 1995年 | 平成7年 | 9月 | 14日 | 一太郎dash2 for Windows | |
| 1995年 | 平成7年 | 11月 | 23日 | 日本語版Windows95 | |
| 1995年 | 平成7年 | 11月 | 23日 | 同時にMicrosoft Office95発売 | |
| 1995年 | 平成7年 | 11月 | 23日 | 一太郎Ver.6.3(JustNet機能強化版)for Windows | |
| 1995年 | 平成7年 | 12月 | Lotus WordPro for Windows95 | ||
| 1996年 | 平成8年 | 3月 | 1日 | JustNet正式オープン | |
| 1996年 | 平成8年 | 4月 | 19日 | 一太郎シリーズ累計出荷500万本を超える | |
| 1996年 | 平成8年 | 9月 | 13日 | 一太郎7 for Windows95 | |
| 1996年 | 平成8年 | 11月 | 29日 | 一太郎7 /R.2 for Windows95 | |
| 1997年 | 平成9年 | 2月 | 一太郎8+ATOK11発売 | ||
| 1997年 | 平成9年 | 2月 | 一太郎Note for Windows3.1/95 | ||
| 1997年 | 平成9年 | 9月 | 一太郎シリーズ累計出荷1000万本を超える | ||
| 1997年 | 平成9年 | 9月 | 一太郎Office8 | ||
| 1998年 | 平成10年 | 2月 | 一太郎8プレミアム | ||
| 1998年 | 平成10年 | 7月 | 一太郎Lite | ||
| 1998年 | 平成10年 | 9月 | 一太郎9+ATOK12 | ||
| 1999年 | 平成11年 | 9月 | 一太郎10+ATOK13 | ||
| 2001年 | 平成13年 | 2月 | 一太郎11+ATOK14 | ||
| 2002年 | 平成14年 | 2月 | 一太郎12+ATOK15 | ||
| 2003年 | 平成15年 | 2月 | 一太郎13+ATOK16 | ||
| 2004年 | 平成16年 | 2月 | 一太郎2004+ATOK17 | ||
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よく覚えてないんですけど、最初に一太郎を使ったのはWindows3.1環境で一太郎5だったような気がします。
ジャストシステムびいきだったのに、いつの間にかワードに移行していました。
たぶん、ワードとエクセルが同梱されたOfficeが便利だったからだと思いますが。
実際は文章作成はテキストエディターを使ってしまうし、何かの案内とか挨拶状なんかはDTPソフトで作るので、エクセルしか使わないのが現状ですが。
ただ、Atokはずっと使い続けていて、これだけは手放せません!
日本語環境の充実のためにもジャストシステムにはがんばって欲しいなぁ
コメント by かたやま — 2007/10/22 月曜日 @ 23:50:24
コメントありがとうございます。
私もずいぶん長いこと一太郎を使いました。ほんとうに、一太郎のことなら隅から隅までチェックしていたといって良い時期がありましたね。
片山さんと同じように、いつの間にかExcel+Wordに変わってしまいましたが、いまでもATOKは手放せません。Windowsを使っていると、いつの間にかMS-IMEに切り替わってしまうことがありますが(MSの陰謀?)、すぐに気がつきますね。
だいぶ前に書いた原稿で、いま読見返すとずいぶん肩に力が入っていますが、一太郎(そしてATOK)はいつまでも続いて欲しいと願って、もういちどWebで公開しました。読んでいただき、ありがとうございます。
コメント by matsui mikihiko — 2007/10/23 火曜日 @ 9:07:06
はじめの一太郎は、DOS環境のVer.3でした。
今思えば、あの頃が一番軽快に文章を打ってたような気がします。
つぎに使ったのがVer.6.3で、その多機能さに驚きましたが、同時に使いこなすために解説本と首っ引きで使ってたのを思い出します。
後にも先にも、ビジネスソフトの別売の解説本を買ったのは、あの頃だけです(^_^;)
しかし、その後、WordとExcel、それにPowerPointで文書作成をするようになり、完全に一太郎からは足を洗いました。
今年の3月、新しい一太郎を買いました。でも、それは、一太郎を使うためでなく、最新のATOKと同梱されている花子、PDF作成ソフトを手に入れるためでした。自分で言うのも変ですが、なんか悲しいですね・・・(;_;)
ジャストシステムも、機能肥大路線でなく、一太郎Dashを基本にした軽快な「邪魔をしないワープロ」を目指したら、Wordの牙城の一角ぐらいは崩せたかも知れないのに・・・
今後の一太郎は、どうなるのでしょうか?
コメント by takupa — 2007/11/23 金曜日 @ 15:18:56
コメントありがとうございます。
今年(2007年)から「オフィス統合ソフト」としてワンパッケージで発売していますが、これは結構お買い得ですね。ATOKはもちろんですが、とくに花子は、ほかには無いものを持っていますから。今後の方向として、一太郎本体の機能を軽くして、透過編集などを強化させるやり方もあるのではないかという気がします。
ただ、どんな方向をとるにしても、機能を整理して画面周りなどをもっとすっきりさせる必要がありますよね。ESCキーでメニューを表示させなければ、余計なものが何もなかったころの使い勝手を懐かしく思い出します。
コメント by matsui mikihiko — 2007/11/24 土曜日 @ 6:34:53
私が会社に入社した平成4年頃、パソコンは、MSDOS環境での一太郎4.3を使うこと、そのファイルの管理、あとダム端としての利用しかありませんでした。
マウスはなく全てキー操作。
一太郎4.3は使いやすかったですね〜。そして、その後に発売されたどのワープロよりも文書が最も高速にかけていた気がします。
一太郎5でも確かキー操作のみで利用していました。その後はアプリ自体の重さ・機能の複雑さ、そして会社の方針等もあり、Ver6を最後にWord、Excelに移ったと記憶しています。
しかし、いまだに30歳代中頃の人と話すと、一太郎4.3が一番使いやすかったと話題になることがありますね。
懐かしいですね。
国産ソフトウェアメーカーとして復活を期待していますが…
コメント by あずま — 2007/12/2 日曜日 @ 23:20:30
コメントありがとうございます。
来週火曜日(12月11日)に、ジャストシステムは、報道関係に向けて『次期「一太郎」「ATOK」「JUST Suite」等、新製品発表会』を開催します。私も出席する予定ですので、内容をお知らせしましょう。
コメント by matsui mikihiko — 2007/12/4 火曜日 @ 4:56:50
大変懐かしい思いで拝読致しました。
80年代後半より半導体を主に、パソコを従とした業務全般に携わりました。
この頃に「一太郎」と出会い、以後ATOKを常に使い続けていますが、
いつも最新版を使っている訳ではなく、ATOK6です。
残念ながら「一太郎」は既にインストールすらしていなくて、テキストエディタを使います。軽快にして充分だからですし、画面によけいなものが表示されない。
一太郎の新型が出ても買わなくなったのは、文章を打つ面積が小さくなっちゃったり、余計なお世話で却って使い辛くなることが多くなってからです。
最近、Windows XPが更新されるたびに、ATOK16の動作がおかしくなります。
単語登録が出来なくなり、ATOK16の削除と再インストールを繰り返しても解決せず、従来の辞書設定を引き継がない事で解消させました。
ATOK16の動作がおかしくなると、I.EやWindows Live Mail等他のアプリケーションの動作も足を引っ張られるように不具合を示しました。
これは根拠も何もない、私の勘違いだと信じたいのですが、
日本語変換ソフトは、非常に深いところまでOSに食い込んでいるといいます。
ATOK16の設定を引き継がない再インストールによって、ATOK16自身の不具合も、それと同時に発症するアプリケーションの不具合も解消したのは、心霊現象とは思えないものがあります。
DOS当時のマシンと一太郎は、良くできた万年筆で文章を書いているような、
未だ不慣れなパソコンなのに、画面が活字を並べていくような、不思議な感触を覚えながら、当時の高価だったマシンに付属のタッチの良いキーボードを楽しみつつ、一文字づつ打っていました。
懐かしい時代を思い出し、感謝致します。
コメント by ひろゆり — 2008/1/11 金曜日 @ 15:59:44
コメントありがとうございます。
Windowsを使っていると、どういうわけか、いつの間にかATOKからMS-IMEに切り替わってしまうことがありますね。ATOKを愛用している私としては、なんだかいやな感じです。
ところで、12月に「JUST Suite 2008」の発表会に行ってきました(製品は2月8日に発売されます)。複数のアプリケーションを操作するための新しい機能が加わっていました。一太郎、花子、三四郎、Agreeを連携して使うための方向へと、舵を切り替えているという印象を受けました。
オンラインで利用するOfficeソフトも特徴のあるものが増えてきています。それを考えると、私としては、もっと思い切って舵を切っても良いのではないかと思ったのですが。
コメント by matsui mikihiko — 2008/1/12 土曜日 @ 14:10:18
こんにちは。
懐かしい話題に思わず読みふけってしまいました。
私が使っていたのはver.3だったかと思いますが、Windowsの一太郎は使ったことがありません。
ただ、ATOKだけは毎年更新しております。
だいぶ前のことですが、機能の大半をプラグイン形式にした一太郎を開発すると、発表があったと記憶しています。
まったく機能を搭載しない状態では、テキストエディタと同様の軽快さを実現できると。
Wordの重さに辟易していたこともあり、とても心待ちにしていたのですが、結局世に出ることはなかったようで(一太郎Liteに化けた?)、残念に思っています。
コメント by mio — 2008/1/18 金曜日 @ 15:02:52
mioさん、コメントありがとうございます。
そういえば、一太郎の機能のプラグイン化の話を、私も聞いたことがあります。しかし、それは正式発表だったのでしょうか? うわさ話だったような気がしますが(ジャストシステム社の過去のニュースリリースを調べれば分かるのでしょうが……)。
私は、機能を取り外しするのではなく、見えないようにすれば良いのだという気がしています(とくに最近になっていっそう強く感じるようになりました)。当時は、マシンパワーが追いつかなかったために、そういう意見があったのだと思いますが、現在はユーザーインターフェイスの面からだけ考えれば良いと思います。花子や三四郎との連携機能をもっと強化して、なおかつそれを表に出すのではなく、利用したい人だけが利用できるようにしておくというのが正解のような気がします。
満足して使っている人に、余計な機能をナビゲートするのをやめれば、Ver.3のころのようなすっきりとした操作画面を提供できるとおもうのですが、さて、いかがでしょうか。
コメント by matsui mikihiko — 2008/1/20 日曜日 @ 11:55:25
太郎の頃から、10太郎くらいまで使いました。
最初の頃は、満足にプリンターに打てるワープロソフトがなく、太郎と松くらいだったので、必然だったと思います。たぷんコピープロテクトが太郎の方が甘かったので太郎が勝ったのでしょう。当時は、PC9801の時代で、日本語テキスト表示がPC9801はDOS/Vパソコンなどに比較して特殊だったせいかメチャクチャ早かったので、そのハードをフルに使っていた一太郎はPC9801と一体で売れたと思います。他のマシンでは、遅かった。WINDOWSになってグラフィックス表示になりPC9801と一太郎のセットの意味がなくなったことが凋落の原因だと思います。(日本語表示の早さという点で)VZエディターというエディタもPC9801というハードで、最高の表示スピードを発揮していました。(紙芝居と映画くらいのスクロールスピードの違いがありました。)当時のマシン性能をフルに発揮したその2つのソフトの組み合わせで使っていた人は多かったのではないでしょうか。3太郎まではゆるぎないものでした。
ハードもウィンドウズ3.1になってから初めて富士通のパソコン買いました。それまではずっとNECのPC9801でした。以後NECのパソコンは買ったことがありません。富士通もそれっきり。どこのメーカも同じですから価格だけで選択するようになりました。
職場でもNECからDELLに変わりつつあります。
Windowsの登場が、ソフトもハードもシェアを大きく変化させたと思います。さらにソフトは、OpenOfficeなどオープン系になっていくと思います。現段階でOpenOfficeを使わないのは、ボクにとっては均等割り付けがないからです。それがつけばMicroOfficeも使わなくなると思います。
コメント by TomiWs — 2008/2/19 火曜日 @ 6:31:11
TomiWsさん、こんにちは。
TomiWsさんの投稿を読んでいて、コピープロテクト用のROMボードが付属しているワープロソフトがあったのを思い出しました。高電社だったでしょうか。
そして、時期的には少し後になると思いますが、軽快なワープロといえば「Ninja」というのを覚えています。たしか、日本語入力FEPは「Katana」という名前だった?
こうしてみると、いろいろなワープロソフトがありましたね。
コメントありがとうございました。 (松井幹彦)
コメント by matsui mikihiko — 2008/2/23 土曜日 @ 10:34:19
NINJAとかKATANAはサムシンググッドだったっけ?
P1.exeというdBsoftのワープロとその拡張パッケージが沢山でていたことを思い出します。
当時はファイルを余り交換しなかたので、互換性なんか誰も考えていなかったですよね。
一太郎は三太郎から使っていましたがその頃がベストでしたね。あとはひどいし、一太郎OfficeなんかはC言語のライブラリではあるまいし誰があれほどのマニュアルを読むのかと思いました。
最近は価格は随分さがりましたが、私もATOKとPDF狙いでバージョンアップしています。ATOK単体とSuiteの値段の差ってなんでしょうか?
また一太郎本体とATOKの差なんかもっとひどくてワードプロセッサの部分は1000円ぐらい?
一太郎はワープロ本体はもっと簡素に付属する数式エディタなどは20世紀からバージョンが変わっていないのでその辺に力を入れてもらったら...
Suite2008も買いましたけど、ユーザーサポートは最悪ですね。
互換性もすごく問題がありすぎです。
コメント by ウッディーポコ — 2008/3/5 水曜日 @ 15:32:11
「OpenOffice.orgユーザーのためのMicrosoft Office互換性研究室」のリンクからお邪魔しました。
私はMS-DOSベースのVer3と4を経験した後、年号つきの2004まで一太郎を触らないという随分ブランクのある一太郎ユーザーだったのですが、そうはいってもずっとATOK without 一太郎という期間は続いていました。正直、Wordに慣れてしまい一太郎は全く使わなくなりましたが、ATOKはこれからもずっと使い続けるだろうと思います。
Justsystemの製品では、Shurikenはたいへん使いやすいメーラーですし、個人的にはNetnoteという製品に一太郎復活のカギがあるのではないかと考えています。以前書籍で読んだことがあった文章だったので懐かしく拝読し、色々なことを思い出しました。ありがとうございます。
コメント by Massima — 2008/4/23 水曜日 @ 12:49:20
最近はワード・エクセルがほとんどですが、
仕事先から たまに一太郎ファイルで渡されることもあるので、
JustHome4に付いている一太郎SEを使っています。
一太郎5〜9で使われていたなつかしい「一」のアイコンと
軽快で必要十分な機能、わかりやすい操作性が気に入っています。
しかも最新バージョンなんですよ!(笑)
三四郎SEもマルチシートで必要な関数が揃っており不満はありません。
業務によってエクセルと使い分けています。
複雑で不要な機能満載の最新バージョンは全く使う気になりません。
開発・進化しなければ商売にならないでしょうが、
開発の方向性を見直してほしいものです。
コメント by いちろうた — 2008/7/1 火曜日 @ 22:10:55