2010/1/4 月曜日

OpenOffice.orgユーザーのためのOffice Web Apps活用術

OpenOffice.orgユーザーのためのOffice Web Apps活用術

Microsoft Office 2010の発売に合わせて、Webブラウザで利用できるOfficeソフトが公開される予定です。無料のOfficeアプリケーションが、Microsoftからリリースされるというのは画期的なことです。これで、たぶん、時代がひとつ進んだということになるのでしょう。

現在、この「Office Web applications」(以下Office Web Apps)のテクニカルプレビュー版が公開されています(※)。OpenOffice.orgユーザーも、このOffice Web Appsを試してみることが可能です。もちろん、無料です。
もしかしたらMicrosoftの意図しないところかもしれませんが、実際に筆者が試した範囲ではMicrosoft Officeを持っていなくてもOKです。ライセンス上も問題なさそうです。以下に、その手順を解説します。

※ Office Web Appsには、提供形式が3種類あります。ここで紹介しているのは、Windows Live SkyDriveを使うバージョンです。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteの4つのアプリケーションの提供が予定されていますが、現在のところ、ベータ版としてWord、Excel、PowerPointが公開され、そのうちのWordは表示機能のみで編集機能は使えません。

では、始めましょう。まず事前準備です。
OpenOffice.orgで「Microsoft Office 97/2000/XP」形式のドキュメントを作成しておきます。
画面01
Image01.png
ここでは、「Calcで作成した表とグラフ」をMicrosoft Office形式で保存しています。
画面02
Image02.png
確認メッセージが表示されますので、「現在の書式を保持」をクリックします。
画面03
Image03.png
準備ができたら、SkyDriveにアクセスしましょう。
画面04
Image04.png
「新規登録」ボタンをクリックします。
画面05
Image05.png
登録には、メールアドレスが必要です。
※ 「新しくメールアドレスを作成する方はこちら」のリンクをクリックすると、新しいメールアドレス「***@live.jp」を作成することもできます。
画面06
Image06.png
必要事項を入力して「同意する」ボタンをクリック。
画面07
Image07.png
SkyDriveの画面が表示されました。
画面08
Image08.png
(注意)うまくこの画面に到達しないときは、いったんブラウザでの作業を終わらせて、再度ブラウザを起動しWindows Live IDのサインインをやり直すとうまくいきます。
画面09 (再度サイン印するための画面)
Image09.png
さて、画面08で、マイドキュメントフォルダをクリックしてみましょう。
画面10
Image10.png
「フォルダが空です。」と表示されます。
「ファイルを追加しませんか?」のリンクをクリックします。
画面11
Image11.png
「ファイルのアップロード」画面が表示されます。
画面12
Image12.png
右側の「参照」ボタンでファイルを選択できます。
画面13
Image13.png
あらかじめ作成してあるMicrosoft Officeファイル名を記入し、
「アップロード」ボタンをクリックします。
画面14
Image14.png
Microsoft Officeファイルをアップすると、「テクニカルプレビュープログラム」への勧誘メッセージが表示されます。「プログラムに参加する」のリンクをクリックします。
画面15
Image15.png
サービス利用契約が表示されます。
「承認」をクリックします。
画面16
Image16.png
テクニカルプレビュープログラムへの参加が完了し、フォルダの画面に戻ります。
よく見ると、先ほどの画面13と、表示されているメニューの内容が違います。
「新規作成」メニューが追加されています。
画面17
Image17.png
クリックすると、Office Web AppsでMicrosoft Office2010ファイルが作成できるようになっていることが分かります。
画面18
Image18.png
Excelワークブックを新規作成してみましょう。
画面19
Image19.png
リボンインターフェイスのMicrosoft Office画面となります。
ここで使える機能の内容については、12月22日のブログを参照してください。
http://office-watching.com/blog/2009-12-22/52
なお、ここでの編集結果は、自動的に保存されます。
画面20
Image20.png
画面上部のトピックパス(パンくずリスト)をクリックして画面を切り替えることができます。
画面21
Image21.png
今度は、アップしたOpenOffice.orgで作成したファイルを見てみましょう。
画面22
Image22.png
ほぼ、適切に再現されています。
上部に「編集」メニューが表示されています。
これをクリックしてみましょう。
画面23
Image23.png
下のようなメッセージが表示されます。メッセージに従って「複製保存」を利用してみましょう。
画面24
Image24.png
「ファイル」−「複製保存」コマンドを選択します。
画面25
Image25.png
この画面が表示されますから、そのまま「上書き保存」を選びます。
チックボックスをオンにしなければ、上書きされずに保存できます。
画面26
Image26.png
新しくxlsxファイルが作成されています。これが複製保存されたファイルです。
画面27
Image27.png
このファイルは、Office Web Appsで編集することができます。
画面28
Image28.png

以上のように、もしもこのままの形で正式公開されれば、OpenOffice.orgユーザーにとっても価値あるツールとして利用できることでしょう。

2009/12/22 火曜日

Office Web Apps Excel の機能を総点検

5月のブログでは、Office Live Workspace が、次期 Microsoft Office 2010 のWebアプリケーション提供サイトになると予想しました。しかし、見事に外れて、Windows Live SkyDrive での提供でした。

(参照)「将来性あり?−−−OfficeLiveWorkspaceを試してみました」
http://office-watching.com/blog/2009-05-08/47

気を取り直して、Office Web Apps におけるExcelの機能を総点検してみました。
Beta版の段階なので、機能のチェック程度にとどめています。正式版がリリースされたら、GoogleDocs との比較をおこなう予定です。

クリックして拡大画面でご覧ください。
Image4.png

2009/5/8 金曜日

将来性あり?−−−OfficeLiveWorkspaceを試してみました

Filed under: Google Docs, Microsoft Office, Office Live Workspace, SkyDrive — matsui mikihiko @ 14:56:20

1年ほど前からベータ提供されているOfficeLiveWorkspaceですが、保存容量も増えて、機能も向上しているというニュースがあります(※01)。そこで、遅まきながら使い心地を試してみました。結果を先に報告すると、なかなかどうして、けっこう使えます。筆者は、ここが次期MicrosoftOffice2010のWebアプリケーション提供サイトになると予想しています。そのつもりで、使い勝手を詳しくみていきましょう。

※01 マイクロソフト、「Office Live Workspace」のディスク容量を5GBに拡大(PC Online)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20090408/1013991/

実際に体験しながら、数回に分けて解説していきます。今回は、概要と登録からログインするまでの範囲を説明します。

(1)MicrosoftOfficeLiveWorkspaceの概要

MicrosoftOfficeLiveというサービスは、「Workspace」と「SmallBusiness」の2つに分かれます。

画面01 MicrosoftOfficeLive
Image01.pngMicrosoftOfficeLiveは「Workspace(Beta)」と「SmallBusiness」という2つの機能に分かれている。

一見すると「個人向け」と「業務向け」という区分けですが、この2つは全く異なった内容のサービスです。Workspaceは、オンラインストレージを中心とするサービスで、Microsoftの提供するサイトの機能をそのまま利用します。一方のSmallBusinessは、ホスティングサービスといって良いでしょう。ユーザーは、独自のWebサイトを構築できます。料金も、OfficeLiveWorkspaceは無料ですが、OfficeLiveSmallBusinessはドメインの登録など一部の機能が有料です。このSmallBusinessについては、また別な機会に取り上げることにして、今回はWorkspaceの機能を試してみましょう。

なお、MicrosoftではWindowsLiveというサービスも提供しています。紛らわしいのですが、こちらは次期Windows7と連携して利用することを目標に提供されているWebサービスです。手元の「アスキー・ドットPC」誌6月号の記事によれば、「Windowsメール(OutlookExpress)」「Windowsメッセンジャー」「Windowsフォトギャラリー」「Windowsムービーメーカー」などの機能は、Windows7では提供されずに、WindowsLiveによるWebサービスに移行するということです。
「なるほど……」ですね。

そのWindowsLiveには、SkyDriveというオンラインストレージ機能があります。このサービスは、一部OfficeLiveの趣旨とオーバーラップしている部分もあり、今後機能の調整が必要になると思われる部分でもあります(WindowsLiveとOfficeLiveは、統合されるという報道もあります:※02)。

※02 Microsoft、Windows LiveとOffice Liveを統合へ(IT Media)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/27/news031.html

Googleドキュメントを加えて、3つのサービスをざっと比較してみましょう。次のような位置づけになります。

画面02 競合する3機能の比較表
Image02.pngWorkspace(OfficeLive)とSkyDrive(WindowsLive)の機能は競合している。そして、ターゲットは「Googleドキュメント」だ。

(注)※01の報道では、OfficeLiveWorkspaceの保存容量が5GBに拡大されたと書かれていますが、ヘルプなどの記述は500MBのままで訂正されていません。そこで、実際にファイルをアップして500MB以上のファイルが保存できるかどうかを試してみました(14MB程度のファイルを50個保存して確認)。

(次ページ「ログインするまでの手順」に続く)

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