2012/9/29 土曜日

『今すぐ使える かんたんiWork』

Filed under: ワープロ, 表計算, プレゼンテーション, iWork — matsui mikihiko @ 14:07:31

Image1.jpg9月26日に、株式会社技術評論社から、『今すぐ使える かんたんiWork』を出版しました。よろしくお願いします。

昨年7月にiPad版iWorkの解説書(「iWork for iPad/iPhoneパーフェクトブック」ソフトバンククリエイティブ)を出版してからMac版のiWorkについても何か書きたいと思っていいたところ、ちょうど昨年の9月頃でしょうか、某プロダクションからお声がけをいただきました。
ちょうどそのころは、iWorkのバージョンアップがあるのではないかと盛んに噂されていたので、ちょっと不安なスタートとなりました。やはりその心配が当たり、執筆作業は延期に次ぐ延期となり、作業開始から10ヶ月を費やして完成させることができました。・・・長かったです。

おかげで、本年7月のiWorkアップデートによるMountainLion版でのiCloudへの対応についても解説に含めることができました。結果として、iWorkの入門書として自信を持っておすすめできる内容となりました。

iWorkを初めて手に取る人から、いま一歩使いこなせずに立ち往生している人まで、役に立つポイントをピックアップして丁寧に説明しています。どうぞ書店で手に取ってみてください。

2012/3/12 月曜日

『LibreOffice3.5 バージョンアップガイド』

Filed under: ワープロ, 表計算, プレゼンテーション, OpenOffice.org, LibreOffice — matsui mikihiko @ 10:22:55

頻繁にパージョンアップが繰り返されているLibreOfficeですが、先月Ver3.5がリリースされました。

この新機能や強化部分を分かりやすく解説したガイドブック(といっても全9ページ)が刊行されました。著者は、『逆引きマニュアル−Writer編』の松宮哲さん。Webでの閲覧は無料、PDFダウンロードは100円です。

下記、OpenOffice.org日本ユーザー会の出版部門のサイトからどうぞ。
http://pub.oooug.jp/?p=1152

【内容】

Impress・Draw
カスタム図形のインポート スマートアートのインポート
Microsoft Visioファイルのインポートに対応 PDFエクスポートの設定改善 デフォルト設定がプレゼンテーションウィザードを起動しない設定に

Calc
複数行表示に対応した数式バー オートフィルタのポップアップウィンドウの改良
複数セル範囲への貼り付け
グラフのマーカーの数が追加される 10,000シートサポートと初期値の設定 シートの保護 条件付き書式の条件が無制限に 名前をダイアログから管理できるように

Writer
ヘッダーとフッターの改善 オートフィルタのポップアップウィンドウの改良
余白との境界線の変更 文字カウントダイアログのリアルタイム表示 印刷ダイアログの改善 互換性

全般
色の編集で新しい「色選択」ダイアログが用意される Java 7 に対応 図形のハンドルが半透明に
状況によって表示されるツールバーが下に表示される スタイルの名称の並びがより自然に
Windowsのインストーラーの変更 パスワード付きドキュメントの保存について

2011/7/13 水曜日

『iWork for iPad/iPhoneパーフェクトブック』

Filed under: ワープロ, 表計算, プレゼンテーション, iPad, iWork — matsui mikihiko @ 12:10:27

iwork_p.pngソフトバンククリエイティブ株式会社から『iWork for iPad/iPhoneパーフェクトブック』という本を出しました。(21日に発売です)

その名の通りiPad/iPhone用の「iWork」の解説書です。

iWorkは、Mac用のオフィススイートですが、iPad/iPhoneで快適に操作できるように大幅にリファインされています。 しかもPages(ワープロソフト)、Numbers(表計算ソフト)、Keynote(プレゼンテーションソフト)が単体で購入できます。

実際にiPadで使ってみると分かりますが、すばらしい使い心地です。もともとiWorkはiPadのために用意されていたソフトなのではないかと思うほどです。いや、逆に、「iPadが、iWorkのためのデバイスだ」と言って良いかもしれません。それほど、ぴったりとはまっています(iPhoneでは、かなり窮屈ですが・・・) 。

本書は、iWork for iPad/iPhone のほぼすべての機能を、詳細に解説しました。新しいビジネスシーンに、ぜひお役立てください。

2011/2/22 火曜日

『すぐわかるOpenOffice.org3』

Filed under: ワープロ, 表計算, プレゼンテーション, OpenOffice.org, LibreOffice — matsui mikihiko @ 8:57:39

株式会社アスキー・メディアワークスからOpenOffice.orgの手引き書を出版しました。

無料で使えるオフィスソフトOpenOffice.orgの使い方を初心者向けに解説したもので、ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」の使い方を中心に、データベースや図形描画、数式作成についても取り上げました。
「なぜ無料なのか」や「ユーザーサポート情報はどう入手するのか」などについても言及しています。

1102_OO.jpg
ぐわかる OpenOffice.org 3“>

本書の特徴は、付録のCD-ROMに練習用ファイルを収録してあることです。手順を追って試すことで、理解を深めることができるでしょう。また、実用的なテンプレート集としても利用できるように完成後のファイルもサンプルとして収録してあります。

さらに、OpenOffice.orgの派生ソフトであるLibreOfficeについての情報も、いち早く収録しました。Microsoft Officeとの互換性がいっそう向上していますので、移行を検討しているユーザーにとっての貴重な情報源となるものと思います。おそらく、初のLibreOffice対応書籍になると思います。

なお、CD-ROMには、OpenOffice.orgの本体も収録したのですが、残念ながらバージョン3.3.0が間に合わず、3.2.1および3.3RC9が収録されています。3.3.0のリリースが「前代未聞」といわれるほど遅れたためです(ダウンロードとインストールの手順は、本書の中で解説されていますので、最新版を入手・インストールしてください)。

ぎりぎりまで待ったのですが3.3.0が間に合いませんでしたが、そのおかげでLibreOfficeの情報を盛り込むことができました。さて、吉と出るか、凶と出るか。。。

2010/1/4 月曜日

OpenOffice.orgユーザーのためのOffice Web Apps活用術

OpenOffice.orgユーザーのためのOffice Web Apps活用術

Microsoft Office 2010の発売に合わせて、Webブラウザで利用できるOfficeソフトが公開される予定です。無料のOfficeアプリケーションが、Microsoftからリリースされるというのは画期的なことです。これで、たぶん、時代がひとつ進んだということになるのでしょう。

現在、この「Office Web applications」(以下Office Web Apps)のテクニカルプレビュー版が公開されています(※)。OpenOffice.orgユーザーも、このOffice Web Appsを試してみることが可能です。もちろん、無料です。
もしかしたらMicrosoftの意図しないところかもしれませんが、実際に筆者が試した範囲ではMicrosoft Officeを持っていなくてもOKです。ライセンス上も問題なさそうです。以下に、その手順を解説します。

※ Office Web Appsには、提供形式が3種類あります。ここで紹介しているのは、Windows Live SkyDriveを使うバージョンです。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteの4つのアプリケーションの提供が予定されていますが、現在のところ、ベータ版としてWord、Excel、PowerPointが公開され、そのうちのWordは表示機能のみで編集機能は使えません。

では、始めましょう。まず事前準備です。
OpenOffice.orgで「Microsoft Office 97/2000/XP」形式のドキュメントを作成しておきます。
画面01
Image01.png
ここでは、「Calcで作成した表とグラフ」をMicrosoft Office形式で保存しています。
画面02
Image02.png
確認メッセージが表示されますので、「現在の書式を保持」をクリックします。
画面03
Image03.png
準備ができたら、SkyDriveにアクセスしましょう。
画面04
Image04.png
「新規登録」ボタンをクリックします。
画面05
Image05.png
登録には、メールアドレスが必要です。
※ 「新しくメールアドレスを作成する方はこちら」のリンクをクリックすると、新しいメールアドレス「***@live.jp」を作成することもできます。
画面06
Image06.png
必要事項を入力して「同意する」ボタンをクリック。
画面07
Image07.png
SkyDriveの画面が表示されました。
画面08
Image08.png
(注意)うまくこの画面に到達しないときは、いったんブラウザでの作業を終わらせて、再度ブラウザを起動しWindows Live IDのサインインをやり直すとうまくいきます。
画面09 (再度サイン印するための画面)
Image09.png
さて、画面08で、マイドキュメントフォルダをクリックしてみましょう。
画面10
Image10.png
「フォルダが空です。」と表示されます。
「ファイルを追加しませんか?」のリンクをクリックします。
画面11
Image11.png
「ファイルのアップロード」画面が表示されます。
画面12
Image12.png
右側の「参照」ボタンでファイルを選択できます。
画面13
Image13.png
あらかじめ作成してあるMicrosoft Officeファイル名を記入し、
「アップロード」ボタンをクリックします。
画面14
Image14.png
Microsoft Officeファイルをアップすると、「テクニカルプレビュープログラム」への勧誘メッセージが表示されます。「プログラムに参加する」のリンクをクリックします。
画面15
Image15.png
サービス利用契約が表示されます。
「承認」をクリックします。
画面16
Image16.png
テクニカルプレビュープログラムへの参加が完了し、フォルダの画面に戻ります。
よく見ると、先ほどの画面13と、表示されているメニューの内容が違います。
「新規作成」メニューが追加されています。
画面17
Image17.png
クリックすると、Office Web AppsでMicrosoft Office2010ファイルが作成できるようになっていることが分かります。
画面18
Image18.png
Excelワークブックを新規作成してみましょう。
画面19
Image19.png
リボンインターフェイスのMicrosoft Office画面となります。
ここで使える機能の内容については、12月22日のブログを参照してください。
http://office-watching.com/blog/2009-12-22/52
なお、ここでの編集結果は、自動的に保存されます。
画面20
Image20.png
画面上部のトピックパス(パンくずリスト)をクリックして画面を切り替えることができます。
画面21
Image21.png
今度は、アップしたOpenOffice.orgで作成したファイルを見てみましょう。
画面22
Image22.png
ほぼ、適切に再現されています。
上部に「編集」メニューが表示されています。
これをクリックしてみましょう。
画面23
Image23.png
下のようなメッセージが表示されます。メッセージに従って「複製保存」を利用してみましょう。
画面24
Image24.png
「ファイル」−「複製保存」コマンドを選択します。
画面25
Image25.png
この画面が表示されますから、そのまま「上書き保存」を選びます。
チックボックスをオンにしなければ、上書きされずに保存できます。
画面26
Image26.png
新しくxlsxファイルが作成されています。これが複製保存されたファイルです。
画面27
Image27.png
このファイルは、Office Web Appsで編集することができます。
画面28
Image28.png

以上のように、もしもこのままの形で正式公開されれば、OpenOffice.orgユーザーにとっても価値あるツールとして利用できることでしょう。

2009/7/11 土曜日

OpenOffice.orgでスマートアート(図表と組織図)を作成する手順

Filed under: プレゼンテーション, OpenOffice.org, Microsoft Office — matsui mikihiko @ 15:16:26

Microsoft Office2003には、「図表ギャラリー」と呼ぶ機能があり、画面01のようなグラフィックスを入力できます。この機能は、Microsoft Office2007になって大幅に強化されて、「スマートアート」と呼ばれるようになっています。

画面01
Image01.pngOffice2003の「図表ギャラリー」

このような機能をOpenOffice.orgでも利用したいという希望があるようです。
そこで、上記の「図表ギャラリー」に含まれている6種類の図形を、OpenOffice.orgの図形描画ツールで作成する手順を解説してみました。

筆者は、以前に『日経Linux』誌で作成手順を解説したことがあるのですが(2008年3月号、こちらで読むことができます)、静止画では分かりづらいと思います。そこで、筆者のスキルアップもかねて、Flashを使った動画で解説してみました。

記事は、下記のサイトにアップしましたので、そちらからご覧ください。いずれもFlashを使った3分〜5分程度の動画です。

http://oooug.jp/compati/3.0/documents+index.content_id+6.htm

※Flashの作成には「Wink」を使用しました。これは、すばらしいソフトですね。

http://www.debugmode.com/wink/

2009/6/11 木曜日

Office Live Workspace の共有機能は使えるか?

この記事は、次の3つの記事の続きです。

5月8日 『将来性あり?−−−OfficeLiveWorkspaceを試してみました』
5月14日 『OfficeLiveWorkspaceはGoogleDocsを超えることができるか?』
5月25日 『OfficeLiveWorkspaceのドキュメント管理機能』

Office Live Workspaceの諸機能をチェックしています。筆者の予想では、ここが次期MicrosoftOffice2010のWebアプリケーション提供サイトになるとみています。はたして、GoogleDocsを超える支持を得ることができるでしょうか。今回は、ドキュメントやワークスペースの共有機能を取り上げます。

※ 前回の記事でひとつ訂正があります。
ドキュメントを別のワークスペースに移動できない(=コピーしてから削除する必要がある)と書いたのですが、ドキュメントの一覧を表示して、左側のナビゲーションバーにドラグすることで別のワークスペースに移動することができました(ただし、下位のフォルダに移動することはできません)。この点が間違っていましたので、お詫びして訂正します。

(1)Office Live Workspaceには、3種類の共有機能がある

前回は、「ドキュメント管理」機能を取り上げました。筆者の印象としては、その部分はGoogleドキュメントよりも分かりやすく使いやすいという気がしました。それに比べると、今回取り上げる「ドキュメント共有」に関する機能は、だいぶ分かりにくいという印象をうけます。だんだんと整理されていくのでしょうが、どこまで分かりやすくできるのか、気になるところです。少し長くなりますが、最初にこの部分を説明しておきましょう。

分かりにくい原因のひとつは、共有に関する機能が3種類あり、そして、そのことがすぐにはわからないということです。ユーザーの要求に応える機能がどこにあるのか、という全体像が見えないことです。

画面01がドキュメントを選択して「共有」メニューをクリックした様子です。「ドキュメントの共有」と「画面の共有」の2つのコマンドが表示されます。
画面02は、別のドキュメントを選択して「共有」をクリックした様子です。こちらには「ワークスペースの共有」と「画面の共有」の2つのコマンドが表示されています。

画面01
ph01.png「ドキュメント」ワークスペースのファイルを選択しているときは、「共有」をクリックすると、このコマンドが表示される。

画面02
ph02.pngユーザーが作成したワークスペースのファイルを選択しているときは、こちらのコマンドが表示される。この場合は「ドキュメントの共有」は選択できない。


上記の「画面の共有」機能については後述します。もう一方の、「ドキュメントの共有」と「ワークスペースの共有」のコマンドですが、状況に応じてどちらか一方だけが利用できます。全部で3種類の共有機能があるのですが、「共有」メニューから「ドキュメントの共有」と「ワークスペースの共有」を自由に選択できるようにはなっていないのです。

では、どのようになっているのか・・・・・・というと、
初期設定で用意されている「ドキュメント」ワークスペースに保存してあるファイルは、ドキュメント単位で共有を設定できます。この場合は、フォルダ単位やワークスペース単位での共有はできません。
そして、ユーザーが追加で作成したワークスペースは、ワークスペース単位での共有が可能です。この場合は、それしかできません。フォルダ単位やドキュメント単位では共有の設定はできないのです。

つまり、ドキュメント単位で共有を設定したいときは、そのドキュメントは必ず「ドキュメント」ワークスペースに保存する必要があります。また、フォルダ単位で共有を設定したいときは、そのフォルダをワークスペースとして作成する必要があるということです。

もうすこし別な言い方をすると、
ユーザーが新規作成する「ワークスペース」は、共有機能を設定するための特別なフォルダである
・・・・・・と考えることができます。

前回、ドキュメント管理機能のためのチェックをしているときに、ワークスペースとフォルダの位置づけに、なんとなく違和感を感じました。「フォルダの機能があるのにさらにその上位にワークスペース機能が必要だろうか」ということです。これで、その理由がわかります。「ワークスペース」というのは、共有を設定するための「フォルダ」なのです。
そして、その共有設定用のフォルダは、必ず最上位(ルート)におく必要があるということです(下位においたフォルダには共有を設定することはできない)。そのためワークスペースという特別の名前を用いたものと思われます。

(2)ドキュメントの共有機能をGoogleDocsと比較する

繰り返しになりますが、Office Live Workspaceのドキュメント共有機能は、まだこなれていません。機能が分かりにくいということが第一ですが、それを除いても、ユーザーの希望どおりの共有処理ができない可能性があります。たとえば、使いかたによっては、下位においたフォルダにも自由に共有を設定したいと感じるでしょう。また、ワークスペースが共有にしてあっても、その中の一部のドキュメントだけを、さらに別の誰かと共有したいということもあるでしょう。

近い将来、このような要求にも応えることができるようになるのかもしれません。しかし、こんどは、そのときになって「ワークスペース」という「共有のためのフォルダ」を設定したことが混乱を招くのではないかと心配になります。

ドキュメント共有の部分をGoogleDocsと比較すると、次のようになります。

比較表
ph03.png


この表では、ワークスペースを最上位のフォルダと考えて「フォルダ単位の共有」項目を評価しています。GoogleDocsの欄に「2009/05 現在」と注記してあるのは、GoogleDocsでフォルダの共有を設定しようとすると、画面04が表示されるからです。この文面からは、まもなくフォルダの共有を設定できるようになるということが読み取れます。そして、下位のフォルダにも自由に共有機能を設定できるようになるのかもしれません。

画面04
ph04.pngGoogleDocsでフォルダを選択して「共有」コマンドを選ぶと、このメッセージが表示される。近い将来、フォルダの共有機能が装備されるものと思われる。


どうやら、ドキュメントの共有機能が、Webアプリケーションの優劣を決める大きな鍵になりそうです。

(次ページに続く)

2009/5/25 月曜日

OfficeLiveWorkspaceのドキュメント管理機能

この記事は、5月8日と5月14日の2つの記事の続きです。
● 将来性あり?−−−OfficeLiveWorkspaceを試してみました
● OfficeLiveWorkspaceはGoogleDocsを超えることができるか?

今回は、ドキュメント管理機能とテンプレートを取り上げます。これまでのレポートに書いたように、OfficeLiveWorkspaceは、オンラインストレージとしては申し分ありません。もしも筆者の予想どおりに、ここが次期MicrosoftOffice2010のWebアプリケーション提供サイトになれば、GoogleDocsを超える支持を得るものと予想しています。まだ未完成な部分も多く、これから機能の追加や変更が行われる可能性が大きいのですが、現時点での使い勝手をレポートします。
なお、ドキュメント共有の部分も取り上げる予定だったのですが、思った以上に長くなったので、次回に取り上げます。

(1)ドキュメント管理の概要

OfficeLiveWorkspaceに接続すると、画面01のマイワークスペース画面が表示されます。この画面は、左側と右側に分かれています。左側で選んだワークスペースの内容が、右側に一覧表示されます。一覧からドキュメント名をクリックすれば、ドキュメントの内容が画面に表示されます。

画面01 マイワークスペース
ph090501.png
OfficeLiveWorkspaceにサインインすると、この「マイワークスペース」画面が表示される。ここでは、初期設定の「ドキュメント」以外に「ワークスペース1」「ワークスペース2」の2つのワークスペースを作成してある。

ドキュメントはフォルダで管理することができます。フォルダの中にさらにフォルダを作成することも可能です。そのため、右側の一覧表示の上部に、現在選択中しているワークスペースやフォルダがどの位置にあるかを階層を追ってパス表示する(いわゆる「パンくずリスト」)ようになっています。

画面02 パンくずリスト
ph090502.png
これは「マイワークスペース」→「ワークスペース2」→「フォルダ1」→「下位のフォルダ1」とたどってドキュメントの一覧を表示している様子だ。

左側のペインでは、ワークスペースを選択します(画面01参照)。初期状態で表示されるワークスペースは「ドキュメント」だけですが、すぐ下にある「新規ワークスペース」をクリックすると、新しいワークスペースを追加することができます(実際の手順は次節で取り上げます)。
作成したそれぞれのワークスペースごとに、共通のテーマのドキュメントをまとめて収納しておくことができるわけです。また、ワークスペース単位で共有を設定することもできますから、利用価値は高いといえます。さらに、新規作成したワークスペースにもフォルダを作成でき、ドキュメントを柔軟に管理することが可能です。

**(削除箇所)**
残念なのは、ワークスペース間でドキュメントやフォルダを簡単に移動できないことです。「コピー」と「貼り付け」の機能はありますから、コピー&ペーストしてから元のファイルを削除することによって、移動と同じ処理は可能ですが、機能の改善が望まれます。(2009/6/7 訂正:アイテムの移動は、左側のナビゲーションバーにドラッグすることによって可能でした。お詫びしてこの段落を削除します。)
**ここまで**

左側のペインには、「マイワークスペース」のほかに、「共有」と「削除済みアイテム」の2つのグループがあります。「共有」グループには、他のメンバーと共有しているドキュメントやワークスペースが表示されます。共有については、次回解説します。
また、削除したドキュメントは、「削除済みアイテム」として30日間保管され、復活することができるようになっています。

(2)ドキュメント管理をGoogleDocsと比較すると……

参考のためにGoogleDocsのドキュメント管理がどのようになっているかを比較してみましょう。画面03がGoogleDocsのドキュメント管理画面です。一見したところ、OfficeLiveWorkspaceとよく似た画面構成になっています。

画面03 GoogleDocsのドキュメント管理画面
ph090503.png
OfficeLiveWorkspaceとよく似た構成の画面だが、ドキュメント管理の考え方で基本的な違いがある。

左側のペインには、「すべてのアイテム」「すべてのフォルダ」「種類別」「共有者別」というグループが並んでいます。このように見た目は似ていますが、大きな違いがあります。GoogleDocsに特徴的なのは、一つ一つのアイテムが、このグループのそれぞれに所属していることです。ですから、たとえば「すべてのアイテム」を選ぶと、あらゆるフォルダに所属しているドキュメントが一覧で表示されます。

これを簡単に言えば、GoogleDocsにおけるフォルダは、一種の「タグ」です。所属フォルダという「階層で管理できるダグ」を持っていると考えると、よく理解できます。

私の記憶に間違いがなければ、GoogleDocsの初期段階では、ドキュメントはタグで管理されていて、フォルダでの管理は用意されていなかったように思います。それでは使いにくいという意見が多かったからでしょう。フォルダによる管理に変更されました。

無理やり変更したためでしょうか、GoogleDocsのフォルダ管理は、中途半端で使いにくい印象を受けます。Windowsのユーザーにとっては、OfficeLiveWorkspaceの「ワークスペース+階層フォルダ」の方が、違和感なく利用できるように感じます。

ただし、それ以外の操作性はGoogleDocsの方が優れています。やはり一日の長といったところでしょうか。画面03で分かるように、ツールバーに「移動」メニューが用意されています。また、右側のペインではフォルダを階層表示できるようになっています。細かな使い勝手の点では、勝っています。

画面04 比較表
Image99.png

(2009/6/7 訂正)アイテムの移動は、左側のナビゲーションバーにドラッグすることによって可能でしたので、比較表を修正しました。お詫びして訂正します。

(次ページ「新しいワークスペースの作成」に続く)

2009/5/14 木曜日

OfficeLiveWorkspaceはGoogleDocsを超えることができるか?

2008年5月にベータ公開されたOfficeLiveWorkspaceですが、1年経過して、保存容量も増えて、機能も向上しています。筆者の予想では、ここが次期MicrosoftOffice2010のWebアプリケーション提供サイトになり、GoogleDocs(注01)との競合サイトになと思われます。そのつもりで、使い勝手を詳しくみていきましょう。
(==この記事は、前回の続きです==)

注01: 日本語では「Googleドキュメント」と表示されますが、紛らわしいので、本稿では「GoogleDocs」という表記を使用します。

(1)ファイルのアップロード機能は、2段構えになっている

前回の解説でも簡単に触れましたが、はじめて「ドキュメントの追加」コマンドを選択すると「単一ドキュメント」と「複数のドキュメント」という2つのサブコマンドが表示されます。ここから「複数のドキュメント」を選択するとMicrosoftSilverlightのインストールとなり、複数のドキュメントをまとめてアップロードできるようになります。

画面01 メニューバーの「ドキュメントの追加」を選択する

Image01.pngOfficeLiveWorkspaceに登録後、はじめて「ドキュメントの追加」コマンドを選択すると「単一ドキュメント」と「複数のドキュメント」という2つのサブコマンドが表示される。



画面02 MicrosoftSilverlightのインストールを案内する画面
Image02.png「複数のドキュメント」を選択すると、この画面が表示される。


画面03 MicrosoftSilverlight2のインストールを実行する
Image03.png画面02で「Silverlightのインストール」を選択すると、「セキュリティの警告」を経て、この画面が表示される。「今すぐインストール」を選択して、インストールを実行する。


自分のコンピュータからOfficeLiveWorkspaceにログインするときはMicrosoftSilverlightをインストールしておくのがおすすめです。一度インストール作業をしておけば、次回からはサブコマンドは表示されなくなり、複数・単数にかかわらず、自由にファイルのアップロードができるようになるので、便利です。

画面04 「ドキュメントの追加」を実行する
Image04.pngいったんMicrosoftSilverlightをインストールしておけば、サブコマンドは表示されなくなる。


画面05 複数のファイルをアップロードする
Image05.pngこのように、「開く」ダイアログで複数のファイルを選択することができるようになる。
ここでは、「CALENDAR」「CALENDAR2」「CALENDAR3」の3つのファイルをアップロードしてみよう。


画面06 アップロード中の画面
Image06.png現在「CALENDAR」のアップロードが完了し、「CALENDAR2」のアップロードをしているところだ。プログレスバーが表示されている。「CALENDAR3」ファイルは「待機中」と表示されている。


もう一つの選択肢の「単一ドキュメント」ですが、外出先のコンピュータなどからアクセスするときは、MicrosoftSilverlightをインストールすることが許されていない場合もあるでしょう。その場合は、面倒でも「単一ドキュメント」コマンドを使って1ファイルずつアップロードすることになります。
サブコマンドになっていて、一見非効率のように思われますが、このように、いろいろな状況に対応できるようになっているわけです。

(次ページに続く)

2008/9/13 土曜日

『日経Linux』誌の連載記事をWebで公開

Filed under: ワープロ, 表計算, プレゼンテーション, OpenOffice.org — matsui mikihiko @ 5:58:53
『日経Linux』誌に2007年4月〜2008年3月まで連載した記事「一目で分かる
OpenOffice.orgの使い方」がWeb(IT Pro)で公開されました。

現在は第1回目の分が公開されていて、月末までに、順次10回分がアップされる
予定です。どうぞご覧ください。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080908/314332/
Writer
第1回 見栄えのする文書を作成 (2008/09/12公開ずみ)
第2回 タイトルやページ番号を付ける (2008/09/16公開予定)
第3回 自分にピッタリの履歴書 (2008/09/17公開予定)
第4回 編集作業を大幅に効率アップ (2008/09/18公開予定)
第5回 長文をスマートに作成 (2008/09/19公開予定)
第6回 注釈を付けたドキュメントを作りたい (2008/09/24公開予定)
第7回 新聞のようなレイアウト (2008/09/25公開予定)
第8回 文字数と行数を指定する (2008/09/26公開予定)
第9回 バランスの良いルビを設定 (2008/09/29公開予定)
第10回 論文用のテンプレートを作成 (2008/09/30公開予定)

Calc
第1回 数値の変化を見逃さない (2008/09/12公開ずみ)
第2回 データ入力の手間を減らす (2008/09/16公開予定)
第3回 数値の動きをビジュアル化 (2008/09/17公開予定)
第4回 魅力的なグラフを作成 (2008/09/18公開予定)
第5回 セル・データを思い通りにソート (2008/09/19公開予定)
第6回 条件を満たすデータだけを抽出 (2008/09/24公開予定)
第7回 知っていると数値表示が100倍便利 (2008/09/25公開予定)
第8回 いろいろなパターンの串刺し集計 (2008/09/26公開予定)
第9回 マンション投資の利回りを計算してみた (2008/09/29公開予定)
第10回 家賃アップ額とマンション値引き額 (2008/09/30公開予定)

Impress
第1回 必ず成功するプレゼン資料 (2008/09/12公開ずみ)
第2回 フリーのクリップ・アートを活用 (2008/09/16公開予定)
第3回 印象に残るプレゼン資料を作る (2008/09/17公開予定)
第4回 資料から他のアプリを起動 (2008/09/18公開予定)
第5回 スムーズにプレゼンするには準備が必要 (2008/09/19公開予定)
第6回 図表や組織図を作成 (2008/09/24公開予定)
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